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  4. 複合性局所疼痛症候群(CRPS)

息子が複合性局所疼痛症候群(CRPS)と診断されました。

9歳の息子が一週間前に突き指をしました。

いつものことだと思い湿布をしましたが一晩眠れず翌日整形外科を受診。軟骨が痛んでいるが、たいしたことはないと言われました。その週は早起きが続き寝不足気味だったのですが受診直後に初めて貧血で倒れました。

その後も痛みが続き3日後手の甲が赤く腫上がっていたので再び受診。レントゲンにも以上はなく専門医を紹介され受診したところ初期のCRPSと診断されました。

子供には珍しく気長に治療しましょうと言われ2日後に診察があります。PCで調べれば調べるほど不安になってしまいました。

このまま整形外科の受診を続けてもいいでしょうか?完治することはないのでしょうか?

A 回答

はじめまして、沖縄県のめがね先生の整体院と申します、 宜しくお願い致します。

CRPSですか。
たしかに調べれば調べる程不安になることしか書いていないですよね。

複合性局所疼痛症候群(CRPS)とは

複合性局所疼痛症候群(complex regional pain syndrome:CRPS)とは、
「骨折などの外傷や神経損傷の後に疼痛が持続する症候群」
として定義されています。

CRPSの症状

先行する外傷や手術などの後に、その程度や治癒過程から説明できない、もしくは釣り合わない、神経の支配域とは無関係な疼痛が現れます。

CRPSに特徴的とされる症状は様々です。

  • 灼熱痛
  • 感覚過敏・感覚低下
  • 皮膚の色の変化(発赤、チアノーゼなど)
  • 発汗異常(過剰、過少)
  • 皮膚温度の異常(温度の上昇、低下)
  • 皮膚の浮腫み・萎縮・色素沈着
  • 骨の萎縮
  • 筋肉の萎縮

など、相反する症状が含まれます。また、しびれ感、不快感として表現されることもあります。慢性化すると関節拘縮をきたし難治となることもあります。

早期に治療することが重要

確立された治療方法はありませんが、早期に治療を開始することで回復が良好になるといわれています。

早めにCRPSの診断をしてくれた医師には感謝すべきかもしれません。 CRPSは見過ごされてしまうこともままある病気です。

つまり、ほかの病気と勘違いされたり、たいしたことないのに騒いでいる、などと片付けられてしまうことが多いのです。

そして診断が遅れれば遅れるほど、治療が遅くなり、その結果として後遺症が残りやすくなります。

ですから、CRPSはすぐに診断をして、積極的に痛みをとってあげなければならない疾患なのです。そして関節が固まらないようにすることが重要です。

10代の子もこの病気になるということです。このことは最近になって知られはじめ、注目されるようになったばかりですから、お医者さんでも知らない人が多く、見落とされてしまうことも多々あるそうです。

ですので、すぐにCRPSと診断してくれた医師を信じてみてもいいのではないでしょうか。

早く治してあげたいと焦るお気持ちは分かりますが、CRPSという病気は焦りもマイナスに働きます。私は臨床現場でそれを何度も思い知らされました。

心の余裕が治療には絶対に必要なのです。ですので医師が仰ったように気長にいくしかないです。

運動療法もCRPSに有効

関節を動かすことによって可動域を増大,維持させることを目的に行う訓練である.(中略)CRPSにおいては,協調運動障害など中枢神経系の機能異常も指摘されており,筋力そのものの強化よりはむしろ運動の再獲得を目標としたリハビリテーション計画が重要である.運動療法は「正常に治す」ことを目標にするのではなく,「より良い状態になる」ことを医療者と患者の共通の目的とすることが重要である.

CRPS(complex regional pain syndrome):線維筋痛症診療ガイドライン 2011

自律神経機能および全身状態の改善

CRPSは科学的に解明されていないことがまだまだ多く、西洋医学だけでは100%の効果を期待することは出来ないのが現状です。

そこで重要になってくるのが自然療法を用いた治療です。自然療法とは補完療法、代替療法とも呼ばれており、従来の治療法と併用して経絡(ツボ)などの東洋医学や心理的アプローチを行うことを指します。

西洋医学と東洋医学を駆使して、自律神経機能および全身状態の改善を行う治療が必要です。

病院での治療を一通り受けてみて、それでもあまり改善が見られないときは主治医と相談してお近くでそういった補完療法、代替療法をためしてみてもいいかもしれません。

お大事にどうぞ(^-^)