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突発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)についてお聞きします

昨日病院に行き突発性顔面神経麻痺(左側)と診断されました。
2.3日まえから左目の瞼が閉じられなくなり、口もうまく動かなくなったので驚きました。

薬を飲みましたがまだ効果がなくすごく不安です・・
何かアドバイスをいただけたら幸いです。

ベル麻痺とも言うそうです。宜しくお願い致します。

A 回答

はじめまして、沖縄県のめがね先生の整体院と申します、 宜しくお願い致します。

顔面神経麻痺(ベル麻痺)とは

顔面神経麻痺(ベル麻痺)は、第7脳神経(顔面神経)の機能不全を原因とする、顔の片側の筋肉に起こる突然の筋力低下または麻痺のことです。

顔面神経は顔面の筋肉を動かし、唾液腺と涙腺を刺激し、舌の前方3分2の部分で味覚を感じることを可能にし、聴覚に関わる筋肉を制御しています。

ベル麻痺の原因は不明(特発性)と考えられていましたが、近年、一部のケースでは原因(顔面神経の腫れを引き起こすウイルス感染症や自己免疫疾患など)を特定できることを示唆する科学的証拠が報告されています。

ベル麻痺の一般的な原因

ベル麻痺の一般的な原因には、以下のものがあります。

  • 単純ヘルペスウイルス1型(口唇ヘルペスといった口の感染症の原因ウイルス)による感染症
  • 帯状疱疹(たいじょうほうしん)

その他のウイルス、例えば、コクサッキーウイルス、サイトメガロウイルスのほか、流行性耳下腺炎、風疹、単核球症、またはインフルエンザの原因ウイルスなども、ベル麻痺の原因になることがあります。

感染症にかかると、神経が腫れます。神経が腫れると、神経が通る頭蓋骨の細い通路の壁に押しつけられて圧迫を受けます。

顔面神経麻痺の原因は、感染、腫瘍、外傷、そして特発性(原因不明)などがあります。

原因によって異なりますが顔面神経症の治療は、主にステロイド剤と抗ウィルス薬の服用によって行います。

症状の悪化具合によっては即効性や安静状態を保つ必要があるので入院し点滴治療を受けます。

ベル麻痺(特発性顔面神経麻痺)の症状

  • 片側の顔に症状が起きることが多い
  • 顔面の症状
  • まぶたが閉じられない
  • ひたいにしわが寄せられない
  • 口元が垂れてしまう
  • よだれが出る
  • 聴覚の症状
  • 音が大きく聞こえ響いてしまう
    (聴覚過敏)
  • 味覚の障害
  • 舌の前側2/3の部分の味覚障害
  • よく金属を口に入れたような感じがすると言われる
  • 眼が閉じにくいことから、角膜が乾燥してしまい潰瘍ができてしまうこともある
    (角膜潰瘍)

ある日突然、顔の半分の筋肉が突然動かなくなる。 想像しただけで恐ろしい病気だと思います。

ベル麻痺は、幸いなことに、治る可能性が高い麻痺で、70%の人が治療しなくても治ると言われています。

とはいえ、後遺症が起こることもありますので、麻痺が起きたらできるだけ早く治療をすることが大切です。早く開始するほど予後がよい(回復が早い)ということがわかっています。

軽症例は多少治療が遅れても治りが遅くなるだけですが、重症例は発症から3日?5日、特に最初の3日が勝負だと言われています。

そこでしっかりと治療ができれば麻痺は回復しますが、その時期を逃してしまうと、重症例では顔面神経減荷術(がんめんしんけいげんかじゅつ)という手術が必要になることもあるそうです。

質問者さんはすぐに病院に行かれたのですごくいい判断だったと思います。

ベル麻痺の患者の予後は、一般的に大変良好です。神経障害の度合いによって、回復の程度に違いが出てきます。回復は徐々に進み、その時間には差異があります。

治療の有無とは別に、発症から2週間以内に改善の認められることが大半で、殆どの場合には完全な回復を示し、3-6ヶ月以内には正常機能に戻ります。

しかし一部の症例では、症状がもっと長く残る事があります。また少数の症例では、症状が永久に消えない場合もあります。大変に稀ではありますが、患側と同じかまたは反対側に、症状が再発することもあるそうです。

顔面神経麻痺のリハビリ

リハビリにはいろいろな意見があります。

過去には、動かない筋肉を強く動かすという強化訓練、あとは低周波マッサージによって筋肉が萎縮しないようにすることが盛んに行われていましたけれども、これはむしろ顔面拘縮という、非対称性を強くすることがわかってきましたので、最近は行われなくなってきました。

顔を動かすことや低周波刺激を控え、マッサージやストレッチングにより顔の筋肉の短縮予防を行います。

この時、動くからといってその動きを強めようと頑張ってはいけません。

また、「マッサージ」と「筋肉を動かすリハビリ」は適切に行わないと逆に悪化させてしまいます。ご自分でやられる時は必ず指導をうけてから行って下さいね。

お大事にしてください(^-^)