1. HOME
  2. 症状別Q&A
  3. Q&A整形外科疾患 2
  4. 拘縮

骨折で固定が長かった為に拘縮してしまった指

手の指の骨折で固定が長かった為に、拘縮してしまいました。

無理やり左手を使って、曲げれば右手がグーの形になるのですが、数分するとすぐに手のひらに指先がつかなくなってしまいます。

リハビリ期間も終了してしまい、医者からも「これからは拘縮とうまく付き合って行く事を考えて下さい」と言われました。

何でも良いので、拘縮が良くなるかも(治るかも)という情報がありましたら、是非教えて頂きたいと思います。

宜しくお願い致します。

A 回答

はじめまして、沖縄県のめがね先生の整体院と申します、 宜しくお願い致します。

拘縮とは

骨折・脱臼・捻挫、その他軟部組織(皮膚、筋肉、靭帯など)損傷などの治療に際しては長期の固定を必要とする場合があります。

しかし、長期の固定は同時に関節の拘縮(こわばり)や筋肉の萎縮、筋力の低下などを引き起こします。これが拘縮です。

まったく関節拘縮や筋萎縮を残さずに済ますことは不可能であり、関節拘縮や筋萎縮に対するリハビリが必要となります。

したがって、治療に際しては出来る限りこれら関節の拘縮、筋肉の萎縮、筋力の低下といったものを防ぎ、身体の機能保持重要な筋力の保持、もしくは回復に努めることが順調な治療経過を得る事につながります。

リハビリは固定した日から始める

整形外科勤務時代は骨折の整復、固定、そしてリハビリまでを担当していました。 骨折して固定までは分かるのですが、リハビリはどういったことをされていたのでしょうか?

私の場合、指の固定をしたその日から、固定した指以外の肩や肘、体幹、膝、足首などを動かしてもらうように指導していました。

一見関係がないように思えるかもしれませんが、いざ骨がつながり始め、本格的なリハビリを開始したとき、負傷部位につながる筋力や可動域が落ちていると連動する部位の調整も必要となり、結果的にリハビリに要する期間が長くなります。

もちろん負傷直後は痛みも強い上に、骨折部位の周辺は炎症や筋肉の破損を伴っていることが多く、まずは負傷部位(骨折部)を安静に骨を正しい部位へ安定させることが最重要となります。

ただし、筋肉や関節は数日動かさなかっただけでも萎縮や拘縮が始まりますので、痛みを伴わない部位のリハビリは負傷後数日後もしくは骨折の処置をした後から始めることが理想となります。

リハビリの重要なポイント

指のリハビリと一緒に肩回しや肘の曲げ伸ばし、手首の掌背屈、回内、回外、体幹の回旋などを続けてください。そしてリハビリを行うときは

雑に動かさずに、その関節の正しい動きをイメージしながらゆっくり丁寧に動かしてください

正しいイメージを持たずにただ動かしているだけだと、現状の可動域の範囲を超えてくれません。その先に行きたいのであれば、正しい関節の動きをイメージしたうえで、そのライン上を常に攻めないといけません。

健側の指をゆっくり動かして研究してください。指は思っている以上に複雑な動きをしています。筋肉も「手の内にある内在筋」と「肘からきている外在筋」が存在します。解剖学の知識は必要ですね。

もし難しいようであれば、お近くで拘縮のリハビリを行えるところを探してください。ただし、病院でも難しいリハビリなので病院以外で正しくリハビリを行える治療院はかなり少ないですが…

拘縮はいつの間にか治ることはありません。毎日、四六時中、地道に攻めのリハビリを続けるしかないのです。

そして意外と思うかもしれませんが拘縮のリハビリは精神状態がとても重要なんです。私は臨床現場で何度も思い知らされました。ですので、必ずリラックスしながら行うように心がけてくださいね!

あまりにも痛いときは無理しない範囲で頑張って下さい。お大事にどうぞ(^-^)