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線維筋痛症にマッサージは効果ありますか?

去年1月に、線維筋痛症だと診断されました。15歳の女子です。 3年前からずっと原因不明の痛みに悩まされていたので、 病名がついたときは正直ほっとしてました。

でも、それからどんどん悪化して、いまは外出には杖が欠かせません。

これから高校生になるのに、怖くてたまらないんです。 杖を使っていることでじろじろ見られたりもするし…。

医者は治ると言います。 でも、それすらも信じられません。

ほんとに私は治るのでしょうか?

治るとしたら、どれくらいの時間がかかるのでしょうか?

マッサージとかも効果があるのでしょうか? 今の状況が、とにかく怖いんです。 不安で、どうしようもできなくて…。

よろしくお願いします。

A 回答

はじめまして、沖縄県のめがね先生の整体院と申します、 宜しくお願い致します。

線維筋痛症とは

線維筋痛症とは、全身的慢性疼痛疾患であり、全身に激しい痛みが起こる病気です。

線維筋痛症の症状

全身や広範囲が痛み、またある部分だけが痛むことがあります。
その痛みは軽度のものから激痛まであり、耐え難い痛みであることが多いです。
痛みの部位が移動したり、天候によって痛みの強さが変わったりすることもあります。

痛みが強いと日常生活に支障をきたすことが多く、重症化すると、軽微の刺激(爪や髪への刺激、温度・湿度の変化、音など)で激痛がはしり、自力での生活は困難になりますが、重症化する前に早めに受診して対策することが必要です。

随伴症状

  • こわばり感
  • 倦怠感
  • 疲労感
  • 睡眠障害
  • 抑うつ
  • 自律神経失調
  • 頭痛
  • 過敏性腸炎
  • 微熱
  • ドライアイ
  • 記憶障害
  • 集中力欠如

などが伴う事もあり、症状は個人差があります。

線維筋痛症は男性よりも女性に多く、中高年の方に多い病気です。そのため自律神経失調症や更年期障害、不定愁訴などど他の病気と診断されることも少なくありません。

線維筋痛症の病因

原因はまだ未解明です。患者それぞれにいくつもの要因がジグソーパズルのように複雑に絡み合っていると考えられます。

身体機能の低下により無理が重なっていることや、辛い状況下で精神的にも負担が大きすぎる、不自然な姿勢(仕事や身体の癖)などで筋肉の凝りが続いているなどの結果、中枢神経の痛みの回路が変わり痛みを増幅させているのではないかと考えられているようです。

肉体的・精神的ストレスや事故、手術等が引き金となって発症するのではないかとも言われています。

原因がはっきりとしていないために「線維筋痛症の痛みは気のせいだ」といまだに信じている人も珍しくないといいますからね。なかなか医師の中でも認知度が低くて、診断が遅れてしまう事も多いみたいです。

主治医が治ると仰っているのであればきっと治りますよ!

治る時間は人それぞれです。痛みはいつの間にか必ず消えていくものです。指折り数えて待つよりもそのうち消えるものだと思って「のほほんと」生活してください。無理やりでもいいのでそういった意識を持つようにしてください。

線維筋痛症診療ガイドライン 2017

マッサージも効果があります!「線維筋痛症診療ガイドライン 2017」でも推奨度は低いものの推奨できると記載されています。

マッサージ療法 は、痛みや睡眠、不安やうつ症状改善に対して有効である可能性があるといえる。推奨できる治療である。

一般社団法人日本線維筋痛症学会:「線維筋痛症診療ガイドライン 2017

もちろん施術者の線維筋痛症の理解度や技術の差で効果も変わってきますし、逆に悪化させてしまうこともありますので注意が必要です。

他にも推奨度は低いものの効果ががあるとされているのがヨガ、太極拳、気功、食事療法、温泉治療があります。

西洋医学とこれらを統合し、治療の幅を広げようとする機運が大きくなり、現在では統合医療と呼ばれています。

疾患の構成が変化し急性期疾患から慢性疾患主体へと変化してくると西洋医学にはその効果が不十分なことがみられ,(中略)代替的な医療を活用しようとする動きが出てきた。海外では代替医療あるいは補完代替医療と呼ばれていたが,西洋医学とこれらを統合し治療の幅を広げようとする機運が大きくなり,現在では統合医療と呼ばれている。 (中略)患者は当初こそ西洋医学的な治療法を選択するが,試行錯誤を繰り返しながら完全ではないものの,疼痛が軽減する治療手段にたどり着くと考えられる。

日本線維筋痛症学会:線維筋痛症診療ガイドライン 2011

また、米国マサチューセッツ総合病院の多くの研究で、運動が線維筋痛症の症状を管理する上で最も有効であるとされています。

線維筋痛症の患者は、自らの痛みを悪化させないように運動を回避します。しかしながら、研究によれば、運動により引き起こされたどんな痛みも、30分以内におさまるとのこと。(個人差はあると思いますが)

肉体的活動は筋肉の衰退を防ぎ、自分自身が元気であることの感覚を増加させて、時間とともに、疲労および痛みそのものを軽減するそうです。

代替医療の効果は個人差がありますので、主治医とよく相談した上で適切に行って下さい。

マッサージも施術者の線維筋痛症の知識不足により悪化させてしまうこともありますので、もし信頼できるところがお近くにない場合は、最低限温める、リラックスする、ストレッチする、軽い筋肉の運動、再度ストレッチとリラックス、などだけでもやるといいです。

散歩程度でもよいですし、カラオケなどで思い切り歌うのは自然に複式呼吸ができ、楽しみながらやれることです。

レディーガガさんの線維筋痛症の公表によって、この疾患への関心が高まり、多くの痛みで苦しむ人が、筋痛症であることを早期に認識してもらえ、より適切な治療を受けられるようになることを願います(^-^)