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テニスはしてないのに「テニス肘」

整形外科で働いていた頃、 肩関節周囲炎に次いで多かったのがテニス肘です。正式名称は上腕骨外側上顆炎といいます。

ものをつかんで持ち上げる動作やタオルをしぼる動作をすると、肘の外側から前腕にかけて痛みが出現します。多くの場合、安静時には痛みません。

よく「テニスで痛めたわけではないのになぜ」と聞かれました。確かに、私が施術をしてきた中ではテニスが原因の方は3割程で、仕事や家事で痛めている方がほとんどでした。

この症状は、加齢による肘の腱の劣化で起こります。加齢以外でも手首を反らす動作が多いと発症します。原因がなんであれ治すにはとても時間がかかります。

理由はふたつ。ひとつは腱の修復に時間がかかる為、もうひとつは体の使い方はクセづいていてなかなか直せない為、です。

一般的な整形外科での治療は主に4つです
❶手首や指のストレッチを指示
❷スポーツや手をよく使う作業をひかえ、湿布や外用薬を処方
❸肘の外側に局所麻酔薬とステロイドの注射
❹テニス肘用のバンドを装着
※もし治療しても良くならなければ、手術という選択肢もあります

このように一般的な整形外科での4つの治療は、主に肘に対してのみのアプローチです。私は更に一歩ふみこみ、体全身のつながりを考えた施術を行いました。

具体的には、4つの治療に加えて、最適な手技と1対1のリハビリを行う事です。

例えば建築関係の方がネジを締める動作で痛みが出る、主婦の方がフライパンをかえす時に痛みが出る等、痛みが出る背景はひとそれぞれです。

患者さんの仕事や生活を分析し、出来るだけ負担がかからない体の使い方を提案しました。

患者さんからはよく「仕事の効率が落ちるからどうしても変えられない」と言われました。

そんな時は「正しい使い方に変えないと痛みは続きさらに効率が落ちる、効率を上げるためにも変えたほうがよい」と根気よく説得しました。体の使い方は、本人の直そうという強い意志がなければ、誰も直すことはできないのです。

なかなか痛みが改善されない方は、普段の体の使い方に無理がないか、正しいかどうか、意識してみるといいでしょう。最適な施術をし正しい体の使い方を覚えていけば、痛みは必ず緩和します。ぜひご相談下さい。